2022-01-26 鋭く言葉を切り取る吉原幸子 吉原幸子草稿集は、昭和15年の日記から始まり、ファンにはたまらないてんこ盛りの1冊である。石垣りんに氷あずきを口にいれてもらう写真なんかもあってね。かっこいいイメージの詩人吉原幸子のかわいい部分もこの草稿集には詰まっているのだ。 「疼く」という詩の冒頭 ほうれん草の 淡紅色の乳首を切り落とす