二人古本市は今日から今月末までです。画像は本おやさんブース。「言葉を育てる」米原万里(ちくま文庫)いやぁ、これ、面白くて一気読みしちゃいましたわ。
ロシア語の同時通訳、逐次通訳をやって、その後は作家として名をはせた米原万里。
対談集だけあって、もうね、米原さんと対談してる人たちの会話が面白くて、わたしゃ、声に出して何度も笑っちまったぜ、朝っぱらから・・・
小森陽一との対談のとこが一番、付箋を貼りたくなる箇所が多かった。
プラハ・ソビエト学校に通っていた米原さん。この学校が日本と違って考えさせる授業でとてもいいんだよね。試験は選択方式ばかりの日本と違って、とてもいいのだよ。
劣等感なんていう概念がなかったという作者の言葉。あちらでは才能ある子がいたら一緒に喜ぶ。羨んだり妬んだりしない。できないこともその子の個性でどう、できないのかも含めてその子供の個性なんだと。
同時通訳の大変さ、凄さも対談の中で垣間見えてきて、とても面白い。
同時通訳で一字一句訳そうとするから無理なんであって、意味を理解してから訳すというのは、意味深い。
一番笑ったのが田丸久美子との対談の章。これはね、電車の中で読んだらあかんよ。
読んでたら、痛快で二人の毒舌に笑いたくなって仕方なくなるから。
これ1冊読んだら、米原さんの既刊本も読みたくなってきちゃった、探すぞ。
この下は花森書林ブースをちらっとね。花森ブースは本だけではありません!とだけ
今日は申し上げるぞよ。またねぇ、面白いもん、入れてきてん、この人は(笑)